「祈り」がテーマのトピアリー

B!

バレンタインデーが近づいていますね。日本では「女性が男性にチョコレートを贈る日」というイメージですが…もともとは、あるキリスト教の聖人に祈りをささげる日なんだとか。

その聖人とは、皇帝の命により兵士の結婚が禁じられていた3世紀ごろのローマで「愛」の尊さを説き、密かに兵士たちを結婚させて処刑された「聖ウァレンティヌス」。その後、恋人たちの守護聖人として崇拝されるようになり、彼が処刑された日がバレンタインデーとなった、と言われています。(諸説あるようですが…)。

そんな「祈り」をささげる愛の日にピッタリのトピアリーを紹介しますね。

去年10月に東京・日比谷公園で開催された【日比谷公園ガーデニングショー2024】のガーデンコンテスト・コンテナガーデン部門に、当協会インストラクター・大熊真一郎さんが出展された作品です。

作品タイトルはズバリ「祈り」。

大熊さんはこの作品の中で、2つのトピアリーに挑戦しています。
1つめは木の根のオブジェにクレストを組み合わせた「女神」です。

枝の1つを手に見立て、頭の部分は4号サイズで上部にボリュームがあるクレストを探して組み合わせました。クレストが真ん中にくるようにオブジェの裏側に大きな切り込みを入れたり、水切れしないように見えないように黒ポットを切って活用するなど工夫を凝らしました。

2つめのトピアリーは、クレストの仏。小さいトピアリーは細かい所の表現が難しく、刈り込むだけではどうしても形が分かりづらいので、丸い木で顔と手を作ったそうです。

鉢の横の穴を覗くと…中に多肉植物が!そんな細かい所も楽しい作品でした。

 

なんと、11年連続でガーデニングショーに出品されている大熊さん。

「いつもながら作り始めると想像と違うことが出てきて、それを乗り越える工夫が、自分の技術の上達につながってるかな?」とおっしゃっていました。

今年の秋も楽しみにしています!

 

 

 

 

 

最新の記事はこちらから